体力テストで後遺障害、鎌倉市が男性に１千万円賠償へ

  鎌倉市は６日、市教育委員会が主催した体力テストで、後遺障害を伴うけがを負わせたとして、市内の７０代男性に約１千万円の損害賠償金を支払うことで示談が成立したことを明らかにした。
　市によると、男性は２０１０年１０月１１日昼、鎌倉武道館（同市山崎）で体力テストを受けた。立ち幅跳びをした際、着地したマットがずれて尻もちをつき、腰の骨を折ったという。男性は手術を受けたが、腰の動く範囲が狭まり、運動障害が残った。
　国の実施要項は、マットを固定するよう定めているが、市は安全管理を怠った。見舞金として計１２０万円も支払う。市は関連議案を市議会２月定例会に提出する。


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