処女航海で氷山と衝突し、1513人が犠牲になった豪華客船タイタニック号(4万6328総トン)の沈没事故から4月15日で100年を迎える。「不吉」だとしてその名を口に出すことさえ、長らくタブーとされてきた建造地の英国・北アイルランドのベルファストでは今、タイタニック・ブームに沸く。造船所でも客船の代わりに風力発電所が造られるなど、時代の変遷を感じさせた。(英ベルファスト 木村正人)
完成したばかりの世界最大(当時)の豪華客船、タイタニックは1912年4月2日、ベルファストの造船所ハーランド・アンド・ウルフ(H&W)を出航。同10日、米ニューヨークに向けて英南部サウサンプトンを後にし、14日深夜、北大西洋で氷山と衝突、15日未明に沈没した。
ベルファストで現在、タイタニックに関連した観光業の普及に努めるスージー・ミラーさんの曽祖父トーマス氏は、H&Wの技師としてタイタニックの建造に携わった一人で、整備のため処女航海に乗り込んでいた。その3カ月前に妻を亡くしたトーマス氏には、新天地の米国で人生をやり直したいとの思いもあった。
スージーさんの祖父ウィリアム氏(故人)は当時、5歳。6歳上の兄とともに父トーマス氏から1ペニー硬貨を受け取った。留守中、お金に困らないようにとの“おまじない”で、トーマス氏は息子2人に「自分が帰るまで絶対に使ってはいけない」と言い聞かせた。
結局、1ペニー硬貨は使われることはなかった。トーマス氏がタイタニックとともに北大西洋に消え、帰ってこなかったからだ。
今、その硬貨を大切に保管するスージーさんは「ベルファストでは長らくタイタニックという言葉はタブーで、口に出す人はいなかった」と振り返る。
□ □ □
しかし85年にタイタニックの船体が深海で発見され、97年、米映画「タイタニック」が大ヒットするなどで状況が一変。98年に北アイルランド紛争が包括和平合意により終止符を打ち、ベルファストを訪れる観光客も増えていった。
今月31日にはタイタニック博物館もオープン。地元では追悼式典や記念航海などの行事がめじろ押しだ。
H&Wのデービッド・マクベイ営業部長は「客船の大型化に安全基準の更新が追いつかず、事故当時、タイタニックには2224人の乗客・乗員に対し、救命艇が1178人分しか備えられていなかった。十分な救命艇があれば、あれだけの惨事にはならなかったのに」と唇をかむ。
□ □ □
1700隻超の船を建造してきたH&Wの労働者は、最盛期に2万8千人を数えたものの現在は300~400人。2003年は売り上げの8割が造船、2割が海底油田・ガス田施設などだったが、今では洋上風力発電所、潮力・波力発電所が8割を占め、造船はゼロになった。
欧州の造船所は最近、経営改善のため再生可能エネルギーにかじを切っている。今年初めまでに設置された風力発電所の発電能力が5・9ギガワットという英国は、風の通り道に位置するだけに毎年2ギガワットずつ新設されると予想され、特に洋上風力発電所に期待が集まる。
「1950~60年代には海底油田・ガス田の開発コストが高すぎると敬遠する企業は多かったが、今では主流になった。洋上風力発電所や潮力・波力発電所も同じように普及するのは間違いない」とマクベイ部長は意気込む。
大型客船の建造から風力発電所の建設へ。タイタニックの故郷は時代の荒波にもまれていた。
☆☆☆小学生☆☆☆
中受験
【社会】『安土桃山時代』
人名、政策、戦い…混乱しないようにね。
宿題→チェック・リチェック
【国語】『』
【算数】『計算力テスト 第65回』90点
珍しく満点を逃しました。
東洋英和の歩合の問題でした。
計算力があることは分かるけれど、安産に頼り過ぎないようにね。
『四谷大塚 第17回①』
前回学習した数列が出てきました。大丈夫かな。
宿題→17回②~④
☆☆☆中学生☆☆☆
中2
【英語】『中3英文法の予習②』
第五文型、受動態、現在完了形の基本を確認。
それから英作文をしました。まだまだですね。
春期講習の前期で、もう一度確認します。
【公民】『現代の日本』
戦後から高度経済成長を経て、石油危機、バブルまで学習しました。
「三種の神器」「3C」も忘れないようにね。
0 件のコメント:
コメントを投稿