2012年3月4日日曜日

就活開始3か月、学生の現状

  平成25年春に大学卒業予定の学生の就職活動が、例年より2カ月遅い昨年12月にスタートしてから3カ月。面接などの選考は4月1日からと据え置かれたた め、企業の説明会では例年より余裕のない表情の学生の姿が目立っている。準備不足のまま面接を迎え、内定が取れずに活動が長期化する学生も出てきそうだ。

 今月1日、都内で行われた企業の合同説明会。立ち並ぶ企業のブースに向かわず、壁際で開催案内に目を落とす学生の姿が目立つ。

 「志望業界がまだ決まっていなくて」

 拓殖大3年の男子学生(20)は12月から活動を始めたが、迷った末に応募したのは流通や小売業の知名度の高い大手企業ばかり10社ほど。「もっと早くから活動すればよかった。焦っている」と話す。

 24年卒の学生までは、10月1日に企業説明会や応募の受け付けが始まり、就職戦線がスタートしていた。しかし、日本経済団体連合会が学業への配慮など を理由に、25年卒から説明会の開催などの開始日を12月1日とした。一方、面接などの選考は「4月1日以降」が維持された。企業研究の時間が短くなった ためか、例年以上に就職活動の方向性が定まっていない学生が多いようだ。

 就職情報会社マイナビによると、25年卒対象の1月の調査では、志望企業が「はっきり決まっている」と答えたのが、24年卒より2・3ポイント低い 26・5%。機械メーカーの採用担当者は「会社訪問は『取りあえず来ました』という雰囲気で熱意のない質問をする学生が多い」と嘆く。ある私大の就職担当 者は「大手の内定は5月の連休前後。今年は、研究不足から知名度の高い大手ばかりにエントリーし、その時期に持ち駒がなくなる学生が多くなるのではない か」と懸念する。

 学業への影響は軽減されたのか。

 一橋大学では、繰り下げに伴い、夏休みの就職講座を中止。「その間、海外や国内で、研究テーマを掘り下げる学生が目立ち、就職への意欲につながった」と 評価する。しかし、「何もやらない学生が多かった。就職活動も、12月にならないと動かない学生がほとんど」と嘆く都内の私大も。東洋大の女子学生 (21)は「1月下旬から2月は後期試験と重なったので、就職活動ができなかった」とこぼす。

 就職情報サイト「リクナビ」の岡崎仁美編集長は「大学の単位は半年ごとなので、2カ月の繰り下げでは、学業への影響は(プラスもマイナスも)ない。た だ、学業などを理由に繰り下げられたことで、社会から何を期待されているのか自覚した学生もいるのではないか」と話している。

☆☆☆高校生☆☆☆
住吉高1年

【】『』



総合科学高2年
【】『』

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