子供にかける「教育費の格差」が危惧されている。しかし、中学受験もせず、予備校にも行かず、実に経済的に東大に合格する人もいる。彼らの勉強法は何が違うのだろうか。
■部活中心、毎晩の夕食づくり。「時間をムダにしない」のも、才能だ
今回、取材に協力してくれた東大生の出身校はおおむね地元県立の「進学校」だが、高田優哉さん(農学部3年)が卒業したのは、大学進学実績よりはスポーツで名を馳せる岩手県立不来方高校だ。
中学から軟式テニスを始めた高田さんは、高校では強豪校で腕を試したいと、実家のある太平洋岸の野田村から100キロ以上も離れた同校に進学したのだ。
「軟式テニスはダブルスのみ。勉強は一人でもできると思って……」というのが進路決定の理由だ。客観的に見た場合、不来方高校進学の時点で、有名大への合格の可能性は消えたはずである。
ところが、である。その3年後、村の歴史上2人目(約40年ぶりだそうだ)の東大合格者が現れる。もちろん、高田さんである。奇跡の「東大合格」はどのように実現されたのか。
高田さんが「大学」というものを意識したのは中学のころ。5歳上の尊敬する兄が、東北大受験に失敗。「あの兄が落ちるなんて、東北大ってなんてすごい大学なんだ」。そう思っていたら、3歳上の姉があっさりと東北大へ。実は高田さん、小さいころからお姉さんとはそりが合わないらしく、「これは、姉以上の学校にいかねば」という思いを抱いたというのだ。
東北大以上。よし、一橋だ。
漠然とした思いのまま、それでも高校生活は部活中心。家で勉強なんてしたこともないし、授業中の居眠りも珍しくはなかった。校内の成績では上位に位置していたものの、公開模試では県内で100番以内に入ることすらできずにいた。
ところが、である。高2の夏。ある教師が言ったのだ。「高田、お前は東大のほうが向いている」と。
東大か……。偏差値50以下の高校から合格したらカッコいいだろうな……。
高田さんは、教師の「話」に乗ってみることにした。そして、東大2次対策の勉強を始めたのだ。その際、塾という選択肢がなかったのは、「いきなり一方的に教え込まれても、消化不良になるだけだと思ったから」という。そう、「勉強は一人でもできる」のだ。
■友達に教えると賢くなれた
早急なテコ入れが必要だったのは、数学だ。高田さんが通う外国語学系は、英語の授業が多い分、「数学II」「数学B」がない。とりあえず、2年の夏休み中に課したのは、「(参考書の)チャート式の(難易度が低い順に)白、黄、青の3冊を終えること」。
悪戦苦闘しながらも1問1問解いていくうちに、「イケるかも」と思った頃である。友人に「数学を教えてくれ」と言われ、「なんだ、こんな簡単なのもわからないのか。どれどれ……」。ところが、いざ教えようと思っても、友人にはさっぱり伝わらない。「なんでそうなるの?」という質問には、表面的な知識では答えられない。自分自身、本質的なことがわかってなかったのだ。
「そのときにひらめいたんです。偏差値50以下の学校だからこそ、僕にできる勉強法は、これだって。教えることなんですよね。友達に教える時、自分自身の復習になっただけでなく、知識が曖昧なところに気づくことができた。公式に頼らず、『なぜか?』と自らに問う。すると、理路整然と解説できるようになる。そのことが、より本質的なことを出題する東大の2次試験対策にもなりました」
2年の秋以降は、部活と模試の両立で時間がいくらあっても足りなくなった。「レギュラーでもなかったし、正直、テニスを辞めようと思ったこともあります。でも、自分はコツコツやるタイプじゃない。部活を辞めたとしても、たぶん、勉強時間は増えないだろうなあと……。それに、やっぱり部活しながら東大合格のほうがカッコいいじゃないですか」
結局、部活は3年の6月まで続けたのだが、実は、高田さんには時間が足りなくなる理由がもう一つあった。それは、実家を離れて同居していた兄(すでに大学を卒業し公務員になっていた)と自分の夕飯を毎晩作ることだ。兄は即席麺でもかまわないタイプだが、自分は美味しいものを食べたい。だから結局、「食事当番は自分になる」。しかも、メニューはどれも本格的。回鍋肉は、オイスターソースなど本格的な調味料をしっかり使う。
「1週間の献立を考え、スーパーで買い物をする高校生」は近所では有名だったという。
「忘れもしません。東大2次に向かう日の前夜も僕が作りました。麻婆豆腐です。一切手抜きなし。僕は味を全く覚えていません。テスト前で緊張していたんですね。その日だけは、兄貴に対して、『こいつ、今日まで俺に作らせる気か』って思ったことは覚えています。ただ、合格できたから言えることですが、家事というミッションがあったおかげで、逆にタイムマネジメント能力が身に付いたと思います。無駄に過ごす時間をなくして、24時間を効率的に使う工夫をすることができましたね」
部活、家事、非進学校。塾にも通わない。東大を目指すにベストな環境とはいえないが、当時、高田さんを支えていたものは何なのだろうか。
「確かに受験生としては“異色”ですよね。でも、だからこそ、自分を律していろいろなものを乗り越えてやろうと思えました。進学校じゃない、塾にも行かない、家事もしている。それで東大って、カッコいいかもなって。とにかく自分の置かれた環境に言い訳することだけは絶対にしたくありませんでした」
カッコいいかも。
高田さんにとって、この言葉は魔法のようなものなのだろう。
☆☆☆中学生☆☆☆
中原中HOくん
【国語】『学校ワーク』
【数学】『二次関数』
ミスティが気に入っていたみたいだね(笑)
おねしょみたいに湿ったんじゃない?
中原中HTくん
【数学】『二次関数』
【英語】『長文読解』
たんたんと済ませました。家庭学習もして欲しいな。
宮内中MMくん
神奈川県模試 国語・数学
志望校も決まり、気持ちも落ち着いたんじゃないかな。
☆☆☆テスト対策☆☆☆
山手学院中 in14:00 out16:00
【国語】『学校ワーク』
【理科】『学校プリント』
国語は中間試験を受けていないので、是非とも頑張ってほしいところです。
明日も14時~です。
住吉高
【古典】『漢文』『敬語』
このテスト対策プリントを頑張れば九割は行くと思うよ。
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