2013年3月11日月曜日

悪質化するネットいじめ 子どもに翻弄される大人たち


「分かっていたが、自殺を止められずにやるせない思いでいっぱいでした」
 西日本でネットに絡んだいじめの相談受付や啓発活動に取り組んでいる小学校の元校長は、昨年、ネット掲示板に元教え子の女子高生を誹謗中傷する書き込みを見つけた。メールや電話でなんとか本人に連絡を取ろうとしたが叶わず、書き込みを発見してから2週間後に女子高生は自ら命を絶った。
 文部科学省が昨年9月に発表した問題行動調査によると、「パソコンや携帯電話等で誹謗中傷や嫌なことをされる」件数がいじめ全体に占める割合は4.3%。一見少ないようにも見えるが、ネット上の誹謗中傷はいじめとして顕在化することが少ないのが実態だ。前述のケースも遺族からの要望で「病死」という扱いで処理された。元校長は警察から「同じように処理される自殺は他にもある」と聞かされた。

「生徒をはらませた」

 いまやネットいじめは子どもたちの間だけの問題ではない。「先生いじめ」にまで及んでいる。ある学校では、子どもたちが気に入らない先生になりすましてネット上で不適切な書き込みをし、それを教育委員会に自ら通報。先生は転校を余儀なくされた。が、話はここで終わらない。
 子どもたちはネットを介して「生徒をはらませて(妊娠させて)いられなくなったセンコウ(先生)がそっちに行くから」と転校先の子どもたちに「いじめ」をバトンタッチ。転校先の学校でも先生は子どもたちから執拗ないじめをうけ、結局心の病を患い入院する羽目になった。先生が「自分が今度はターゲットになるかも」と子どもの顔色を伺わなければならないほど子どもによるネットいじめは深刻な状況になっている。

パトロール、監視の限界

 ネットいじめをなくそうと教育現場では様々な対策を講じている。とりわけ情報モラル教育などの啓発活動と合わせて力を入れているのが、早い段階でいじめの芽を摘むためのネット監視だ。神奈川県横浜市では2005年ごろから各学校の生徒指導専任教諭らがネット掲示板を自主的にパトロールしている。
 教諭にとって自己の時間を使ったネット監視の負担は重い。監視対象となる2ちゃんねるなどのいわゆる「学校裏サイト」は11万以上もあると言われている。横浜市では担任する学級がなく、授業時間も週10時間以内と決められた専任教諭がいたからなんとか監視ができた。授業や部活動以外に担任する学級の保護者からのクレーム対応、教育委員会への報告書作成など校務に忙殺される一般教諭に、これだけの数のサイトを監視させるのは不可能に近い。
 文部科学省の調査によると、都道府県や政令指定都市の7割が何らかの形で学校ネットパトロールを行っており、半数以上が民間企業やNPOに委託している。東京都教育庁は09年度より、約2000万円の予算をかけて、都内全公立学校2200校を対象に、ネット検索や書き込み削除のノウハウを持つピットクルーにネット監視を委託している。 専従の監視員3~4人が不適切な書き込みを常時監視。危険性や緊急性に応じて書き込みを高・中・低の3つのレベルに分け、すぐに対応が必要なものは都教育庁に都度連絡する。連絡を受けた都教育庁から、区市町村教育委員会を通じて学校(または直接都立学校)に連絡が行き、書き込んだ本人を特定したうえで直接指導を行う。
 同社はホームページで「7300校以上の学校を対象とした調査実績!」と謡っているが、実効性に疑問を投げかける声もある。法人向けネット監視を手がけるドマーニ・エコソリューションズの鈴木正秋社長は「1校1万円の計算で1年間ネット監視を引き受けたらビジネスとして成り立たない。3~4人で2200校を対象に監視するのは到底無理」と話す。同社は子どもや女性など個人向けのネット監視も提供しているが価格は1回3万円。オプションの削除依頼も含めれば20万円になることもあるという。

ネット監視に10億円つぎ込むディー・エヌ・エー

 都教育庁の担当者は「生徒の間で先生に監視されているという意識が広がり、不適切な書き込みは明らかに減っている」とネット監視の効果を強調するが、実態は大きく異なる。ネットいじめの相談を受け付けている全国webカウンセリング協議会への相談件数はむしろ増加している。 「報告件数減少=ネットいじめ減少」と考えるのは早計で、同協議会の安川雅史理事長は「子どもたちは、パスワードが必要なソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)など会員制サイトを使うようになっており、外部からは書き込みが見えなくなっているだけ」とネットいじめの密室化を指摘する。 SNS業界も対策に乗り出している。会員制交流サイト「モバゲー」を運営するディー・エヌ・エーは会員同士が利用するメールや掲示板への1日数千万以上にのぼる投稿をコンピュータと人海戦術で監視。他人を誹謗中傷する単語などをシステムが拾い出し、悪質性の高い投稿は自動的にブロック。機械的に判定できないものは東京と新潟に常駐する400人の社員が、24時間365日目視によりチェックし、投稿があってから数分以内に処理する。子どもの利用も多い同社は、企業イメージの悪化を恐れ、年間10億円をネット監視に投じている。 モバゲーでは他人を誹謗中傷する書き込みは削除されるだけでなく、会員は利用停止や退会処分などのペナルティが科せられる。同社経営企画本部の金子哲宏部長は「モバゲーの運用ルールは相当厳しい。不適切な利用はかなり少ない」と話す。

いたちごっこの終わりは見えない

 だが、警察庁の「少年のインターネット利用に関する調査研究会」座長を務めた群馬大学の下田博次名誉教授は「大手が監視を強化しても、子どもは管理の緩いサイトに移っている」と指摘する。事実、モバゲーでは対策を始める前の06年には、会員の7割が10代だったが、現在は18%まで減少している。
 書き込みが削除できない海外のサーバーを使う子どももおり、ヒトやカネをどれだけつぎ込んでも、子どもたちはいとも簡単に大人たちの監視の目をかいくぐっていく。最近では隠語だけでなく文章を画像や動画にして、そのリンクを書き込むケースもあるという。
 テキスト解析のJetrunテクノロジ・事業管理推進部の佐久川泰海氏は「画像や動画を機械的に検索するのは不可能」と話す。先端テクノロジーを駆使しても子どもたちをネット上で捕らえるのは難しい。ネットいじめをなくそうとする大人といじめる子ども。両者のいたちごっこの終わりは見えな

☆☆☆小学生☆☆☆
小6
【英語】『高校受験英単語400⑫』
発音できないと覚えたことにならないよ。
⑫は宿題です。
【理科】『葉のつくりとはたらき』
葉脈、気孔、師管、道管、維管束、蒸散…覚えたかな。
【算数】『順列・組合せ』『確率』
これで中2も修了。明日からは中3分野ですね。

☆☆☆中学生☆☆☆
栗田谷中2
【数学】『式の展開』
乗法公式を忘れていたら出来るものも出来なくなります。
完全にモノにしようね。

 
山手学院中3 in18:30   out
【英語】『English』
テスト直しです。学年末テストの結果を聞いて安心しました。


☆☆☆高校生☆☆☆
東海大附属高3年
【倫理】『古代インド思想』『古代中国思想』
あっさりと終わってしまいましたね。確実に点数を取りたい部分です。
もう少し慎重に。
【古文】『推量の助動詞』
今までのはちゃんと覚えてる?
活用された形で出題されるから、終止形だけでは足りないよ。

 




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